巧妙な伏線、ラスト10分衝撃のどんでん返し!”シックス・センス”

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こんにちは。grow-upです。

本日は「シックス・センス」のレビューを書いていこうと思います。

シックス・センス』 耳を傾けること - 映☆画太郎の MOVIE CRADLE 2
視覚・嗅覚などの5感に上にある、”第6感”の意

シックス・センスは1999年に公開された、”死者を見ることができる少年”と”精神科医”との治療の過程を描いたサスペンス・スリラー。20年経った今でも人気映画ランキングの上位に入る名作です。監督はM・ナイト・シャマラン、主演はブルース・ウィルス。少年役のハーレイ・ジョエル・オスメントは当時11歳でしたが、素晴らしい演技でアカデミー助演賞にノミネートされました。

この映画の人気の秘訣はズバリ、ラストシーンのどんでん返しでしょう。ラスト10分で「そうだったんだ!」と驚かされたのは私だけではないはずです。”どんでん返し映画”で検索すると必ず出てきますね。

〜あらすじ〜

かつての患者に「治してくれなかった」という理由で銃で打たれてしまう事件が起きてから、精神科医のマルコム(ブルース・ウィルス)は妻との関係が疎遠に。そんな中治療を始めたコール(ハーレイ・ジョエル・オスメント)は悩みを抱えて心を閉ざしていたが、何度もコミュニケーションを取るうちに徐々に心を開いていく。コールの悩みとは、特殊な”第6感”である死者が見えること。不思議な現象を目の当たりにしながらも、死者はコールを困らせるのではなく、何かを伝えようとしていることに気付く。

この作品はホラー映画っぽさもありますが、ヒューマンドラマ要素も強いです。情緒不安定で母親や友人と喧嘩してしまうコールが成長していく様であったり、仕事と家庭の両立に苦しむマルコムの奥さんに対する愛が全体を通して描かれています。

最初は死者に対して怖いという印象しか持ちませんが、最終的には重要な役割を果たすことになります。また、この作品は各所に伏線が張り巡らされていて、発言の一つ一つも結構重要だったりします。

コールの発言が重要なシーン

特に、死者を見ることができるコールの死者の特徴に関しては絶対に聞き逃してはいけません。見終わって色々考えた時に、「ああ、あの時の発言はこういう意味だったのね!」と繋がってきます。観客が最後のどんでん返しに気付かないような工夫(カメラワークや場面切り替え等)もされており、まさに目が離せない作品と言えるでしょう。

物語に組み込まれていることは非常に複雑で凝ったものとなっていますが、ストーリーとしてはシンプルです。シンプルだからこそ感動するポイントも多く、人間の愛を感じることができます。私が好きなシーンは、最後にコールが母親に自分が死者を見れることを打ち明け、亡くなった祖母とのやりとりを伝えるシーンです。

コール「おばあちゃん、こう伝えてって言ってた。『毎日だよ』って。ねえ、ママはなんて尋ねたの?」

ママ「私を…私を誇りに思ってたかって聞いたの…」

このシーンは本当に感動します。祖母と母、母と子の溝を埋めたのはコールを悩ませていた死者だったのです。伝えたい思いというのはどこまでも届いていくものなんですね。。。

ネタバレ注意!

最後のシーンでマルコスは死者だったことが判明しますが、「死んでる人はお互いが見えない、見たいものしか見ない、自分で死んでると思ってない。」というコールの言葉が伏線になっています。よーく見て見ると、奥さんと一言も会話してないんですよね。地下室の書斎から呼びかけても無視されたり、触れ合ったりはしてないわけです。そのことがただ無視されていると感じながらも、最後に愛してると伝えるシーンは本当に泣けます。

奥さんも若い兄ちゃんと不倫をする最低な人ではなく、愛する旦那に先立たれていつも寂しい思いをしている素敵な方だと分かるハズです。毎晩結婚式のホームビデオを見ているくらいですから。

最後の語りかけが泣ける…

どんでん返しだけならここまで有名にはなっていません。巧妙な伏線、迫真の演技、そして感動的な人間ドラマを兼ね備えているからこその名作。約20年前の作品ですが、非常に楽しめました。

伝えたいことは今、伝えないと!

読んでいただき、ありがとうございました。

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