教師はぐうの音も出ない…”革命家”西野亮廣さんの『魔法のコンパス』

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こんにちは。grow-upです。

学生時代一番面白かった授業はなんですか?

もっと直球で聞くと、学生時代授業は面白かったですか?

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大半の方はこの質問に対して「つまらなかった」と答えるのではないでしょうか。学校行事は好き、友達と会えるから好き、部活動が好きという意見は多く出るかもしれませんが、授業に関してはネガティブな意見が多いと思います。

「学生の本分は勉強」なんて言葉を教師から言われ、「授業に集中しなさい」と怒られる。よくある光景です。私も言われたことあります。ケータイを没収されたこともあります。みなさんも経験ありますよね?

このような学校あるあるについて、教師がぐうの音も出ないような発言でスカッとさせてくれた人物がいます。

西野亮廣さんです。

キングコングというお笑い芸人でありながら様々な事業を手がけている実業家です。「キンコン西野の本が面白い」と聞いてはいたものの、一度も読んだことがなかったのでこの機会に『魔法のコンパス〜道なき道の歩き方〜』を読んでみました。

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こんな生徒はイヤだ!けど反論は出来ない

この本の中では西野さんのクリエイティブな発想ととんでもない行動力、そして社会への問題提起などが記されています。その中でも、学校教育に関しては「西野さんは学校の先生が嫌いだったのかな?」と思う程辛辣に書かれています。

  • 「学校の先生はお金の稼ぎ方は教えてくれない。というか教えられない。なぜならほとんどが社会経験がないから。大事なことは教えないで夢見ることだけ教えてくる」
  • 「話を聞かないからスマホを取り上げるのは時代錯誤だし先生の怠慢。授業がつまんないから生徒はスマホの方に流れる。そんなことしてる暇があったら面白い授業作れば?」

こんな具合です。私は以前教員をしておりましたが、こんなことを言う生徒がいたらホントにイヤですね。物凄く腹がたつと思いますが、正論すぎて何も言い返せません。。

私も社会人になって感じるのですが、勉強すること自体は凄く楽しいものです。自分が知らなかった知識を学ぶことで、新たな価値観を手に入れることができる。成長することができる。色んなことに興味が沸いて生きる楽しみを見つけられる。人と繋がることができる。その素晴らしさを教えなければなりません。

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本来勉強は自分の可能性を広げる楽しいもの

また、未成年が味ではなく大人への”憧れ”からタバコを始めるように、勉強の動機は本来「カッコいい!こうなりたい!」という感情から生まれるものであるはずです。しかしそうなっていないというのは教師が魅力を十分に伝えきれていないからに他なりません。

授業だけでなく、社会がいかに素晴らしいことかということも伝えなければなりません。入学式を前にした小学生のように、これから待っている未来に胸を膨らませなければなりません。そのためには教師も自分の専門だけでなく、たくさんのことを勉強しなければならないと思います。

日本の全ての教師に読んで貰いたい一冊

教師の方々にとって決して気分のいい話ではないので、読むに絶えない内容かと思います。しかし多くの学校現場においてこの西野さんの発言は事実であり、つまらない授業をしていることを棚にあげて、興味を示さない生徒のせいにしていることが多いのではないでしょうか。

教師の強みは知識が豊富であることです。何を聞いてもいつ質問をしても必ず答えを教えてくれます。知識を教えることはプロフェッショナルなのです。

以前オリラジあっちゃんのyoutube大学についてポストした時に書きましたが、”真の教育は知識ではなく、その学問の魅力を伝えることだ”と思っております。

どうすればわかってくれるか?という視点ではなくどうすればもっと魅力が伝わるだろうか?と考えることが必要なんだと思います。単なる授業ではなく、一つのエンターテイメントに出来るかどうか。

望ましい行動を引き出すことこそ教育

西野さんの文は教師にとっては非常に腹立たしいものでしょう。しかしハッとされられたのも事実だと思います。

常に”問い”を大切にしている西野さん。変化や批難を恐れず改革する方法を探し続けることが、現代で生きるために必要なコンパスなんだと教えてくれます。

西野さんもカッコイイな!

読んでいただき、ありがとうございました。

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